近年日本でも「格安SIM」が注目されており、多くの会社が格安SIMを販売しています。
現時点で日本には、900社ほどの格安SIMを販売する会社があるとされ、日本人ですら、どのサービスがいいのかわからない状況になっています。
そこで今回は、格安SIMの種類と、それぞれのメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。
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格安SIMとは?
スマートフォンの中にはSIMと言われるICカード(SIMカード)が入っており、このSIMカードには電話番号や利用者の情報(個人情報)が登録されています。
そして、スマートフォンを電話機として使用する時には、この必要な情報が記録されているSIMカードが必ず必要となります。
格安SIMとは、このSIMカードのみを購入し、今使用しているスマホのSIMカードと入れ替えることで、格安でスマートフォンを使用できるというものになります。
格安SIMを提供している会社のことを「MVNO(Monile Virtual Network Operator)」と言い、通信設備を持っているキャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天)のどこかの企業から通信設備を借りて、安くサービス提供しています。
格安SIMの種類は?
格安SIMには、「データ通信専用SIM」「SMS機能付きSIM」「音声通話機能(電話番号)付きSIM」の3種類あります。
データ通信専用SIMとSMS機能付きSIMは「データSIM」と呼ばれ、音声通話機能(電話番号)付きSIMは、「音声SIM」と呼ばれています。
ちなみに日本のコンビニでは、プリペイド式のデータSIMが売っており、クレジットカードや銀行口座をまだ持っていない場合は、臨時的な使用方法として、購入することもできます。(ただし、後日SIMカードが送られてくるタイプのプリペイドSIMのため、購入してすぐには使用できません。)
「データSIM」のメリット・デメリット
- 金額が安い
- 日本の電話番号は持てない
- SMS(ショートメール)で本人確認用の認証コードを送れない(SMS機能がついていない場合)
- 緊急時に110番(警察)や119番(救急車)に電話ができない
データSIMは、サービスにより異なりますが20GBで月額3,000円~利用できるものが多いです。
なおデータSIMでは、電話番号がないので電話はできませんが、アプリが使用できるので、IP電話(050から始まる電話番号)での音声通話は可能となっています。
一般的にデータSIMは、2台目のスマホとして、インターネットの使用に特化した使い方で使われることが多いSIMになります。
「音声SIM」のメリット・デメリット
- 日本の電話番号が持てる
- 品質が良い、通話ができる
- SMSにて本人確認用コードが送られてくるサービスが利用できる
- 緊急時に110番(警察)や119番(救急車)に電話ができる
- データSIMよりも料金が高い
音声SIMは、サービスによりますが20GBで月額4,000円~利用できるものが多いです。
そして音声SIMは、日本の電話番号が持てるので、銀行口座や家の契約などの契約時にもスムーズに手続きができます。
また音声SIMがあれば、電話ができることに加えて、本人確認がSMSで送られてくるサービスの利用もできるようになります。
海外から持ってきたスマホも日本で使用できる?
海外で使用していたスマホは、日本で使えるものもありますが、使えないものもあります。
日本で使用できるスマホは、技適マーク(日本で使用する電波発信機器の認証)があるもののみで、このマークがないものは使用できません。
この技適マークは、日本未発売のスマホ端末には認められていないですが、外国人旅行者のために90日間は技適マークがなくても、特例として使用することが認められています。
そのため、長期で日本に住む外国人の方にとっては、技適マークは無視できません。
ちなみにiPhoneは日本でも販売されているスマホ端末なので技適マーク認証があり、日本での使用も可能ですが、Androidは機種の種類がかなり多いので、機種によって技適マークがあるかが変わってきます。
そのため、日本で使用できないAndroidスマホの場合は、日本で新しい端末を買う必要があります。
SIMカードのサイズについて
SIMカードには、「標準SIM(miniSIM)」「マイクロSIM」「ナノSIM」の3つのサイズがありますので、あなたの使用しているスマホがどのサイズなのか事前に確認しておくことが重要です。
現在はナノSIMが主流となっていますので、古いスマホ端末の場合には注意してください。
あなたの使っているSIMカードがどのSIMなのか分からない場合、スマホから取り出してサイズを測って確認します。
SIMカードのサイズ
- 「標準SIM(miniSIM)」縦25mm×横15mm
- 「マイクロSIM」縦15mm×横12mm
- 「ナノSIM」縦12.3mm×横8.8mm
また、これらのすべてのSIMサイズにも対応しているSIMを「マルチSIM」と言います。
SIMを購入する際には、どのSIMなのかを確認してから購入するようにしましょう。
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